2017谷保天満宮古式獅子舞その1獅子迎の儀

9月15日 獅子迎の儀

谷保天満宮の秋祭りは9月25日を中心に直近の週末に行われます。今年は五年に一度の式年大祭も重なり、厳かな行事と活気ある行事と盛りだくさんです。
とりわけ、例大祭の顔といわれる古式獅子舞奉納についてレポートします。

【獅子舞豆知識】
谷保の獅子舞は947年、京の村上天皇が谷保天満宮へ勅使をつかわし、獅子頭と舞いを奉納されたのを村民が見習い、舞ったのがはじまりとされています。どことなく優雅な舞いと雅楽的な音調に納得しました。以後、獅子舞は菅公の霊をお慰めする神事として天満宮に毎年奉納されるようになりました。三人の獅子と一人の天狗が舞います。

3つの獅子頭は1812年に一度焼失してしまい、その後、南多摩の彫師に頼み3年の年月をかけてできあがったものが今は天満宮宝物殿にあります。170年使い続けたあとに、稽古用の獅子頭も必要となり、地元の北島芳男さん(宮大工として名をはせた)が1982年(昭和57年)に完成させた3頭もあります。稽古用の頭は宵宮の舞いで使われ、例大祭当日には宝物殿のものが使われます。頭の違いを皆さんも一度確認してみてくださいね。大きな違いがあるんですよ。

獅子頭は十二支になぞられて作られているといわれてます。鼻柱は子、鼻の穴は丑、緞子のたっけは寅、目は卯、角は辰、目の瞳は巳、歯は午、色紙は未、まぶたは申、羽が酉、唇が戌、牙が亥となるそうです。

さてさて、儀礼に進みましょう。 午後8時、参集殿に集合された古式獅子舞保存会で獅子の宮司さんを先頭に獅子頭をお迎えにあがります。

 

 

お祓いいただいた頭と共に参集殿に戻ります。

 

大長持には獅子頭や天狗面、緞子や羽が入ってます。

 

参集殿では、獅子のお道具を長持からだして、羽を挿げ替えたり、頭を整え、緞子を取付けして飾ります。天狗の面も同じです。

 

獅子宮司にお祓いいただき、直会となりました。

 

16日から稽古がはじまりました。笛師も歌師も全員参集してのお稽古が1週間びっちり。現代では、お勤めの笛師や歌師もいらっしゃるので、遣り繰りにお疲れ様です。でも皆さん、自然と集まってこられて、古式獅子舞保存会の活気を感じます。