多摩川が作った国立市の形状とそこに生きる人々

多摩川の土手から思いを馳せる

シリーズ物にしたいと思うぐらいおもしろかった地図旅Vol.10
ってか、1回では話尽くせないほど、語り部は沢山のエピソードを持っているといったほうがいい。

 

多摩川を生きる

私たち現代人のように情報が氾濫している中で生きるのと違い、昔の人はハケと自然と水の関係をよくわかっていた。親からの言い伝えや自身の体験から感じとったのだろう。しかも、自然の危険と直面してもなんとか対処してきたからこそ、今のくにたちがあるのですよね。

かつて、加藤兄弟がまず玉川上水路予定地としたのが雨成下からの古多摩川の水の導入。開さく工事は多摩川の古流路に沿って、雨成下から谷保田園を抜けていったが、様々な障害にぶちあたり、八幡宿あたりで工事を断念。廃路となった水路が府中用水路として江戸時代初期から活用されたとのこと。

府中用水取水口から水を谷保田園や府中田園へ
府中用水取水口から水を谷保田園や府中田園へ

多摩川の水はここで谷保田園(左)と是政田園(右)へ分配される。正面の木の橋は「佐藤橋」。地主が自分で橋をかけたことから命名された。よめとりまち(一番堰~谷保堰)に沿って古土手とよばれる多摩川敷が残る。400年ほど前まではここまで水がきてたのかしら?

私たちが通った2-3日後に、水門が開かれ、用水路を勢いよく水が流れていました。コメ作りに向けて町の風景が一変する時期。水の恵みを感じる季節でもあります。

谷保田園へ流す多摩川の水分岐点
谷保田園へ流す多摩川の水分岐点

市内に残っている3つの常夜燈の一つ。三日月の面と満月の面がある。村を火事から守るため、油屋付近に建てられた。天災や火災で村を失うことほど悲しいことはない。水や火の怖さを知り尽くした村だったのですね。

元青柳村の常夜燈
元青柳村の常夜燈

矢川など湧き水の恵みであるくにたち野菜をふんだんに使った創作料理をいただきながら、軽快なジプシージャズを聴いた。谷保に残るわらべ唄までついて、子供たちも大喜び。

中道カフェの特製弁当。

中道カフェの特製弁当

自然の恵みと谷保のわらべうたを享受

自然の恵みと谷保のわらべうたを享受

☆くにたち野菜工房 中道カフェ
国立市富士見台4-12-11
tel 042-848-4991