まゆ玉飾り2016

「これなら、家でまた作れるね。上新粉があれば、いいもんね。」

「熱湯と上新粉を合わせて、こねるだけ。冬の冷たい時期にいいね。だって、湯気のたつ中で、温かいタネをこねるんだから。」

「粉が軽いので、力をいれずにこねるのですね。パンやうどんと違って軽い感じ。腰が痛くならない(笑)。」

「真っ白で、ほんと繭玉みたい。緑の葉っぱに白いだんごがよく映える。タネはふんわりしてるし、ちっちゃい子でも楽しんでる。あとで食べられるのも嬉しい。」

な~んて、声が聞かれた一日でした。『くにたちの暮らしを記録する会』の皆さんと一緒にまゆ玉団子を作って、飾って、お話をきいてきました。古民家はちっちゃい子たちで賑わってましたよ~

 

とはいえ、集合時間の13時、参加者がいらっしゃらなかったので、が~~ん。

ようこそ、古民家へ。
ようこそ、古民家へ。

 

それが、次々に子供たちが集まってきて、結局、4つのグループに分かれて、200個以上の団子をふかしたのでした。

火をおこして、お湯をわかし、上で蒸し器をたしていく。
火をおこして、お湯をわかし、上に蒸し器をたしていく。

団子をうちわで冷ます
団子をうちわで冷ます

冷ますとツヤツヤの団子
冷ますとツヤツヤの団子

飾り付け
飾り付け

家の中心部におくこと!
家の中心部にで~ん!

できた!昔の谷保では超貴重品だったみかんも一緒に飾りましょ。家の中心部に飾りつけのおわった樫の木をおく。昔は「だんごの木」という木を使ったそうです。くにたち郷土文化館の廊下にも飾りました。

当時の子どもたちは団子にはあまり関心がなく、みかんをいつも狙ってたそうです。団子はいつでも食べられたからかな。樫の木の下に布団をならべ、みかんが木から落ちるのを待ちながら寝た子もいたんですって。

 

養蚕との兼業が多かった谷保の農家では、繭が沢山できるようにと真剣に願いをこめた小正月の行事でした。天候不順や蚕病等によって収繭量は激減し、作柄も低下するのですから、人の力ではどうすることも出来ない自然との戦いに、ただただひたすら神にすがった。子どもたちも必至で願いを込めて団子をつくり、飾った。今では、superstition的行事と言ってしまうこともありますが、簡単に今のノリではいえないなァと感じた日でした。このような時代があったからこそ、発展した今があるみたいな。

 

実際は、上新粉(米粉)をつかった団子の活用ばかり、わたしは考えてましたけど。

 

佐伯安子さんのくにたちかげんは下記からどうぞ~