わが国初のキウイ農園。木曽博子

始まりは「ブドウ園」でした。

澤登キウイ園 木曽博子
このキウイ園は大正の末頃から「日本興業銀行」のレクリエーション施設があった所で、約6.000坪ある敷地の中には野球場やテニスコートが完備されていたと聞いています。それを戦後間もない頃の“食糧難”の時代に、父が先輩から頼まれて管理するようになり「農業科学化研究所」と名付けたのです。最初は食糧増産の為の畑としてサツマイモなどの野菜類を植えて、鶏を数十羽と山羊を数十頭飼っていたそうです。その際にブドウなどの果物も少しずつ育て始めたようです。

澤登晴雄夫人のお母様と娘の木曽博子さん
澤登夫人のお母様と娘さんの木曽博子さん

父の出身は山梨県牧丘町です。幼少の頃から美味しい山ブドウをたくさん食べて育ったので、山ブドウと別の品種との掛け合わせに情熱をかけて取り組んでいました。父の願いは「農業を志している人たちの仕事が軌道に乗って、少しでも豊かな暮らしになるように」というものでした。

☆澤登キウイ園
東京都国立市西2-29-60
☎042-572-0430
営業:10月下旬~11月中旬まで

文:伊藤万里