『地元民がつくる谷保の風景』

地図旅Vol.7の案内人

「くにたち はたけんぼ」を運営するすがいまゆみさん。

すがいまゆみさん
すがいまゆみさん

8月21日に開催された「くにたちを感じる地図旅Vol.7」では、地元民からの声を皆で聞かせていただく場を作りました。テーマは「湧水」。というのも、湧水を源泉とする谷保の矢川が、東京都湧水名水にも選ばれているからです。

昔の谷保には水車が8基あり、粉をひく共同水車だったり、個人が持ってたり、湧水を活用した生活があったようです。上等の湧水でわさび田もあったとか。

矢川に沿って歩くと、矢川駅から、国立六小から甲州街道へでて、滝乃川学園を抜けることになりました。

住宅街を流れる矢川
住宅街を流れる矢川

当日は滝乃川学園内でもくにたちアートビエンナーレが開催されてました。密やかすぎる展示
当日は滝乃川学園内でもくにたちアートビエンナーレが開催されてました。密やかすぎる展示

滝乃川学園から矢川おんだしへ流れ出す湧水
滝乃川学園から矢川おんだしへ流れ出す湧水

滝乃川学園の中を流れる矢川から「おんだし」へ。そして、他人の敷地内を歩いて公道にでた。一言、あいさつをしながら通った。そしたら、気持ちよく「いいよ、いいよ。」

湧水と湧水と湧水がぶつかる矢川おんだし
湧水と湧水と湧水がぶつかる矢川おんだし

地の人たちで作った用水路の石垣。石垣は自然が作ったものではなく、人間が意味あって積み上げたもの。昔は石垣の石を抜き取って、子どもたちが沢蟹を捕まえて遊んだそうな。だもんで、水路には入ってはいけないと囲いをつくったエリアがある。でも大半が囲いを作らずに水を流す。

花農家の佐伯さんから水車の話など昔話を聞く
花農家さんから水車の話など昔話を聞く

谷保の美学その1。手作りの水路石垣
谷保の美学その1。手作りの水路石垣

水草のみくりが育つ間は生物の生態系も安心
水草のみくりが育つ間は生物の生態系も安心

お会いした地元民がやんわりと教えてくれた。この田園風景は「自然を守る」という意識で作られたものではない。地元民が生きるために自然とどうやって共存していくかを考え、工夫し、かつ、かれらの美意識を加味してつくりあげてきた風景だと。

これがこの地の素晴らしさ。禁じてしまうことは簡単だけど、お互いの事情にも配慮すると簡単に立ち入り禁止にはできない。地の人たちの美学をみた気がする。

畑ディナー

そしてちょうど、夕方6時。おなかがすいた頃にたどり着いたのが「くにたち はたけんぼ」。農地を活かして何ができるか、いろいろなことに挑戦中、かつ経済も回す場所となっています。

かの地で田んぼができるということは水がきれいということ。
かの地で田んぼができるということは水がきれいということ

都市農業で田んぼ。稲作を待つ田んぼ。
都市農業で田んぼ。稲作を待つ田んぼ。

 

あたり一面は田んぼ
あたり一面は田んぼ

お手製の窯に火がはいりました!
お手製の窯に火がはいりました!

暗闇の畑ディナーとはこんな感じ
暗闇の畑ディナーとはこんな感じ

畑ディナーのメインディッシュ
畑ディナーのメインディッシュ

畑ディナーの調理人の村井里子さん
畑ディナーの調理人の村井里子さん

畑カクテルのモヒート
畑カクテルの谷保モヒート

谷保に残る田園風景を普通に享受したい人間は、土足で他人の仕事場に入り込むようなマナー違反に注意しないといかんと気づいた地図旅。viewを楽しみながらウオーキングもいいけど、地の人と話すウオーキングも大事だわ。そして、最後は皆さんで畑ディナー♫

「くにたち はたけんぼ」の運営方法もおもしろいですし、様々なイベントも開催されています。地元の子育て支援事業なんかは国立ならではの立地を活かした生活スタイルを提供してます。他にも婚活パーティとか。新ったらしい農園です。