レコードの町をおいかけて  村上寛

時代に媚びないジャズ

わたしは国立でジャズ&ダイニングバーの「国立ノートランクス」をやっています。店は今年で14年目となりました。ノートランクスとは緊張のあまりトランクスを忘れたボクサーです。レコードショップの新星堂時代に、強い意志を持って巨大な組織の冠コンサートに対抗して有志10数人で立ち上げたレーベルの名前でもあります。ほとばしる情熱、だけどどこか抜けているところからつけました。そのレーベル名を店の名前にもしたのです。

村上寛さん
村上寛さん

70年代に日本のジャズ界でもマイナーレーベルがいくつか立ち上がりました。中でも欧米ジャズに比べ、日本特有のコブシや訛を自然に取り入れ、アジア的で情感にあふれたメロディーと直情的な演奏を重視したアケタズ・ディスクに衝撃を受けました。そして力強く、生命力に溢れ、時代に流されないジャズ。頑固一徹、パワフルにひたすらエネルギッシュな演奏に命をかけた鉄の意志を貫くジャズを聞かせる店が中央線沿線に勢ぞろい。そこで時代に媚びないジャズを「中央線ジャズ」と名付けました。NO TRUNKSというレーベル名で発売した中央線ジャズ系には片山広明の「so kana」や早川岳晴の「SALT」があります。そんな中央線ジャズを国立からも発信したかったのです。

…….続きは下記から電書をダウンロードしてお楽しみください。読み上げは奥様の久美さんです。

☆ジャズ&ダイニングバー ノートランクス
住所:東京都国立市中1-10-5-5F
電話: 042-576-6268
公式サイト:http://notrunks.jp/index.htm
営業時間:平日18:00~
定休日:毎週火曜日